褐色細胞腫(pheochromocytoma)は、副腎髄質や交感神経節などから発生するカテコールアミン産生腫瘍である。その臨床症状は、主に過剰なカテコールアミン分泌に起因する。
褐色細胞腫には以下のような特徴がある。10%ルール と 5H 。
[10%ルール]
副腎外・悪性腫瘍・両側性・小児発生・家族内発生 はそれぞれ10%の発生頻度。
[5H]
褐色細胞腫の古典的な臨床症状。これらはカテコールアミンの過剰分泌に伴うもの。
Hypertension(高血圧)
Hyperglycemia(高血糖)
Hypermetabolism(代謝亢進)
Hyperhidrosis(発汗過多)
Headache(頭痛)