ショック病態の覚え方

SHOCK


ショックの原因は『SHOCK』で覚えよう!

  • S: Sepsis(敗血症性ショック)、Spinal-neurogenic(神経原性ショック)、Anaphylaxis(アナフィラキシーショック)→(血液分布異常性ショック
  • H: Hypovolemic shock(循環血液量減少性ショック
  • O: Obstructive shock(閉塞性ショック
  • C: Cardiogenic shock(心原性ショック
  • K: (字余り)

ショックは主に4種類の病態に大別される。


各病態の特徴

S : 血液分布異常性ショック

抹消血管が拡張し、血圧を保てなくなる病態。抹消が温かくなるのが特徴。
さらに以下に分類される:

  • 敗血症性ショック
  • 神経原性ショック
  • アナフィラキシーショック

2. 循環血液量減少性ショック

原因は主に出血や脱水。

  • 出血部位を特定し、早急に輸液や輸血を行うことが重要。

3. 閉塞性ショック

心臓は正常に機能しているが、外部からの圧迫や障害によりポンプ機能が阻害された状態。

  • 緊張性気胸
  • 心タンポナーデ
  • 肺塞栓症

4. 心原性ショック

心臓自体が十分に機能しなくなった状態。
主な原因:

  • 急性心筋梗塞
  • 不整脈
  • 弁膜症